特集コンテンツ

  1. ホーム > 
  2. 特集コンテンツ > 
  3. 社労士試験合格後は何をする?登録までの流れや実務経験・転職先を解説

登録日:2026年09月26日

社労士試験合格後は何をする?登録までの流れや実務経験・転職先を解説
社労士試験合格後は何をする?登録までの流れや実務経験・転職先を解説

こんにちは社労士JOB編集部です。

 


社労士試験に合格すると、「次は何をすればいい?」「すぐに社労士登録が必要?」「実務経験がない場合はどうすればいい?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

 


社労士試験に合格しただけでは、自動的に社会保険労務士として登録されるわけではありません。登録するには、2年以上の実務経験または事務指定講習の修了が必要です。 

 


一方、登録前でも社労士試験合格者として転職活動を始めることはできます。実際に、社労士JOBには実務未経験者や未登録者を対象とした求人もあります。

 


本記事では、社労士試験合格後の流れをはじめ、実務経験や事務指定講習、登録手続き、合格後の主なキャリアについて解説します。

【この記事の執筆・監修】社労士JOB コラム編集部
社労士・人事労務に特化した転職支援サービス。15年以上の実績を持つコンサルタントが在籍し、独自の非公開求人の保有や手厚い選考対策を通じて、求職者と企業双方の最適なマッチングを実現しています。(運営会社:株式会社アクトグラム)

社労士試験合格後の流れ

社労士試験に合格した後は、今後の働き方や実務経験の有無によって進む流れが異なります。

 


社会保険労務士として登録する場合の大まかな流れは、次のとおりです。

  1. 試験の合格証書や登録に関する案内を確認する
  2. 登録に必要な2年以上の実務経験があるか確認する
  3. 実務経験が不足している場合は事務指定講習を受講する
  4. 登録区分や所属する都道府県社会保険労務士会を確認する
  5. 社会保険労務士名簿への登録を申請する
  6. 希望するキャリアに応じて勤務・転職・独立などを検討する

社会保険労務士として活動するためには、試験合格に加えて全国社会保険労務士会連合会の社会保険労務士名簿への登録が必要です。

 


ただし、合格後すぐに登録しなければならないわけではありません。登録申請に有効期限はなく、必要になった時点で申請できます。

 

 

従事期間証明書や事務指定講習の修了についても同様です。 そのため、合格後は「とにかく登録する」と考えるのではなく、今後どのような仕事をしたいのかを踏まえて行動を決めることが大切です。
 

社労士試験に合格しただけでは社労士として登録されない

社労士として登録するには、試験合格に加えて、原則として労働社会保険諸法令に関する2年以上の実務経験が必要です。

 


実務経験が2年に満たない場合は、全国社会保険労務士会連合会が実施する事務指定講習を修了することで登録要件を満たせます。 

2年以上の実務経験がある場合

登録要件となる実務経験は、社労士試験の合格後に積んだものに限らず、合格前の経験も対象になり得ます。

 


ただし、単に「人事部で2年間働いた」といった勤務期間だけで判断されるわけではありません。

 


対象となるのは、労働社会保険諸法令に関する所定の実務です。具体的な経験が登録要件に該当するか確認したい場合は、従事期間証明書に業務内容などを記載し、全国社会保険労務士会連合会へ確認できます。 

 


企業の人事労務部門や社労士事務所などで勤務した経験がある方は、まず自分の担当業務が対象になるか確認してみましょう。

実務経験が2年未満なら事務指定講習を受講する

実務経験が2年に満たない方は、「労働社会保険諸法令関係事務指定講習」を修了することで登録要件を満たせます。

 


事務指定講習は、通信指導課程とeラーニング講習を組み合わせて実施されます。通信指導課程の課題提出を完了し、eラーニング講習の動画学習と効果測定を修了すると、修了証が交付されます。 

 


現在案内されている受講料は77,000円(税込)です。また、修了証に有効期限はありません。 

 


なお、開催時期や申込期間などは年度によって異なります。受講する際は、全国社会保険労務士会連合会の最新情報を確認しましょう。

社労士の登録手続きと費用

2年以上の実務経験または事務指定講習の修了によって登録要件を満たしたら、社会保険労務士名簿への登録を申請します。
 

登録に必要なものを準備する

登録申請では、社労士試験の合格年月日や合格番号、顔写真、実務経験を証明する従事期間証明書などが必要です。

 


事務指定講習によって要件を満たした場合は、修了年月日や修了番号を使用します。

 


必要書類は申請方法や所属予定の都道府県社会保険労務士会によって異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。 

オンラインまたは書面で登録を申請する

社労士の新規登録は、マイナポータルを利用したオンライン申請または書面で手続きできます。

 

 

登録申請先は、入会予定の都道府県社会保険労務士会です。勤務社労士の場合は勤務先所在地、開業する場合は事務所所在地などによって所属する社労士会が決まります。

登録に必要な費用

全国共通で必要となる登録費用は、次のとおりです。


項目 金額
登録免許税 30,000円
登録手数料 30,000円
合計 60,000円

出典:全国社会保険労務士会連合会「 社労士の登録申請について(オンライン申請) 」


これとは別に、所属する都道府県社会保険労務士会の入会金や年会費などが必要です。金額は都道府県社会保険労務士会によって異なります。

勤務先によっては、社労士登録費用や会費を負担してくれるケースもあります。転職先を選ぶ際に確認しておくとよいでしょう。

社労士試験合格後に考えられる主なキャリア

社労士試験合格後の進路は、社労士登録や独立だけではありません

 

 

資格を生かせる主なキャリアを紹介します。

社労士事務所・社労士法人へ転職する

社労士資格を直接仕事に生かしたい方にとって、代表的な選択肢が社労士事務所や社労士法人への転職です。

 

 

社会保険・労働保険手続きや給与計算から始まり、経験を積むことで労務相談、就業規則作成、人事制度の構築、コンサルティングなどへ仕事の幅を広げられます。

 

 

試験合格者であれば実務経験を問わない求人もあるため、試験合格後に一から実務を学びたい方にも選択肢があります。

 

 

将来的な独立を考えている場合も、社労士事務所でさまざまな顧客の人事労務に携わる経験は役立つでしょう。

 

 

社労士事務所への転職について詳しく知りたい方は、「社労士事務所へ転職するには?仕事内容や年収、求人の選び方・成功のポイントを解説」も参考にしてください。 

企業の人事・労務部門へ転職する

企業の人事・労務部門で資格を生かす方法もあります。

 

 

主な業務は、給与計算や社会保険手続き、勤怠管理、就業規則の整備、労務相談などです。

 


社労士事務所が複数の顧客企業を支援するのに対して、企業人事では自社の人事制度や労務管理に継続して携わります。

 


資格の登録を必須としない求人もあるため、社労士試験で身につけた知識を生かしながら企業内でキャリアアップしたい方にも向いています。

税理士法人・コンサルティングファームなどへ転職する

大手税理士法人やコンサルティングファーム、アウトソーシング会社にも、人事労務の専門職があります。

 

 

給与計算・社会保険手続きのアウトソーシングだけでなく、就業規則の作成、人事制度の構築、労務デューデリジェンスなどに携われる求人もあります。

 

 

専門性の高い案件や大手・外資系企業への支援を経験したい方にとって、選択肢の一つです。

独立開業する

登録要件を満たしたうえで、開業区分で社会保険労務士名簿への登録・入会を行えば、開業社労士として独立することも可能です。

 

 

ただし、独立後は社労士業務だけでなく、営業や顧客獲得、契約管理、事務所運営なども自分で行わなければなりません。

 

 

実務経験が少ない場合は、社労士事務所や企業で経験を積んでから独立を目指す方法もあります。

社労士試験合格後は登録前でも転職活動を始められる

社労士試験合格後は登録前でも転職活動を始められる

「社労士登録をしてからでないと転職できない」と考えている方もいるかもしれませんが、試験合格後すぐに転職活動を始めることは可能です。

 

 

実際に社労士JOBでは、「試験合格者」「未登録可」「実務経験不問」などの条件で募集している求人があります。

 

 

たとえば、東京都内の求人では、社労士試験合格後で未登録・事務指定講習未受講の方でも応募可能とされており、実務未経験者へのOJTも用意されています。

 

 

また、社会保険手続きや給与計算だけでなく、労務相談、就業規則、人事制度などを未経験から幅広く経験できる求人もあります。 

 

 

登録要件を満たすことだけに目を向けるのではなく、合格後にどのような経験を積みたいのかを考えて転職先を選ぶことが大切です。

社労士JOBで掲載している合格後・実務未経験から応募できる求人例

ここでは、社労士JOBで取り扱っている求人の中から、試験合格後の実務未経験者でも応募を検討できる求人例を紹介します。

 

募集状況や条件は掲載時点のものであり、変更される場合があります。

求人例1|未登録・事務指定講習未受講でも応募できる求人

東京都葛飾区では、社労士業務が未経験でも応募できる求人があります。

項目 内容
勤務地 東京都葛飾区
職種 社労士
年収 402万~550万円
応募条件 社会保険労務士資格、正社員としての社会人経験
実務経験 不問
年間休日 125日

未登録・事務指定講習未受講でも応募可能で、給与計算や社会保険手続き、就業規則、人事・賃金コンサルティング、労務相談など幅広い業務を経験できます。

 

 

未経験者には先輩社労士によるOJTも設けられています。

求人例2|試験合格者が未経験から幅広い社労士業務を経験できる求人

東京都千代田区では、社会保険労務士または社労士試験合格者を対象にした求人があります。

項目 内容
勤務地 東京都千代田区
職種 社会保険労務士
年収 400万~500万円
応募条件 社会保険労務士または社労士試験合格者
登録 未登録可
実務経験 不問
年間休日 123日

労働・社会保険手続き、給与計算、労務相談、助成金申請のほか、就業規則の作成や賃金・評価制度の構築支援などを担当します。

 

 

実務未経験から、いわゆる1号・2号・3号業務まで幅広く経験できる点が特徴です。また、社労士登録費や会費を事務所が負担する制度も設けられています。

求人例3|実務未経験から年収444万円以上を想定した求人

神奈川県川崎市では、社労士または試験合格者であれば実務経験を問わない求人があります。

項目 内容
勤務地 神奈川県川崎市
職種 社会保険労務士
年収 444万~640万円
応募条件 社会保険労務士または試験合格者
実務経験 不問
年間休日 126日

労働・社会保険手続き、給与計算、人事労務相談に加え、人事制度コンサルティングや労務デューデリジェンスなども担当します。

 

 

入社後はOJTで業務を学び、徐々に担当範囲を広げていく仕組みです。また、社労士会の入会金・会費を事務所が負担する制度もあります。
 

社労士試験に合格した直後でも、実務経験不問や未登録可の求人はあります。

 


一方、同じ「未経験可」の求人でも、入社後に経験できる業務や教育体制、給与、将来のキャリアは異なります。

 


「自分の経歴で応募できる求人を知りたい」「試験合格後にどのような職場を選べばよいかわからない」という方は、社労士JOBへご相談ください。

 


>>社労士・人事労務業界専門のキャリアアドバイザーに無料相談する

社労士試験合格後の転職を成功させるポイント

資格を取得した直後は、「せっかく合格したから社労士事務所へ」と考えがちですが、勤務先によって身につく経験は異なります。

 


合格後のキャリアを考える際は、次のポイントを意識しましょう。

合格後に目指すキャリアを決める

まずは、資格を使って将来どのような仕事をしたいのかを整理しましょう。

 


社労士事務所で専門性を高めたいのか、企業人事として活躍したいのか、将来的に独立したいのかによって選ぶべき求人は異なります。

 


「社労士登録をすること」をゴールにせず、その先のキャリアから逆算して考えることが重要です。

実務経験を積める仕事内容か確認する

社労士事務所へ転職する場合は、「未経験歓迎」という条件だけでなく、実際の仕事内容も確認しましょう。

 


給与計算や社会保険手続きに加えて、顧客対応、労務相談、就業規則、人事制度などを経験できるかによって、数年後のスキルに差が生まれます。

 


自分が身につけたい経験と仕事内容が一致しているか確認してください。

未経験者は教育体制を確認する

社労士試験で学んだ知識と、実際の顧客対応や手続きには違いがあります。

 


実務未経験から転職する場合は、OJTや研修、ダブルチェック体制などが整っているか確認しましょう。

 


入社直後から一人で多くの顧客を任される職場よりも、段階的に仕事を覚えられる環境のほうが適している場合があります。

社労士業界に特化した転職サービスを利用する

「未登録でも応募できるか」「実務経験がなくても問題ないか」「入社後にどの仕事を任せてもらえるか」といった情報は、求人票だけでは判断しにくいことがあります。

 


社労士業界に特化した転職サービスを利用すれば、各求人の採用背景や業務内容、給与相場などを踏まえて比較できます。

社労士試験合格後の転職なら社労士JOBへ相談

社労士JOBは、社労士業界に完全特化した転職支援サービスです。

 


専門業界で15年以上にわたり転職支援を行ってきたコンサルタントが、社会保険労務士をはじめ、人事労務、総務、経理などの管理部門への転職をサポートしています。

 


社労士試験に合格したものの実務経験がない方にも、経験や希望に合わせて求人をご紹介できます。

 


また、金融機関、専門士業事務所、コンサルティングファームなどとのネットワークを生かし、一般的な求人サイトやほかの転職エージェントにはない独自求人も多数保有しています。

 


求人紹介だけでなく、応募書類の作成アドバイスやチェック、面接時の想定質問、面接官情報などを踏まえた選考対策も行っています。

社労士試験合格後についてよくある質問

社労士試験に合格した後は、登録時期や実務経験、事務指定講習などについて疑問を持つ方も多いでしょう。

 


ここでは、社労士試験合格後についてよくある質問に回答します。

Q.社労士試験に合格したらすぐ登録しなければなりませんか?

A.すぐに登録する必要はありません。

 

 

社労士試験合格後の登録申請には有効期限がなく、必要になったタイミングで申請できます。

 

 
たとえば、現在の仕事で社労士登録を必要としない場合は、今後社労士として活動するタイミングで登録することも可能です。

Q.実務経験がなくても社労士登録できますか?

A.2年以上の実務経験がなくても、事務指定講習を修了することで登録要件を満たせます。 

 

 

そのため、試験合格時点で社労士業務を経験したことがない方でも、登録を目指すことは可能です。

Q.事務指定講習を修了したらすぐ登録する必要がありますか?

A.事務指定講習の修了証には有効期限がありません。 

 

 

講習修了後すぐに登録せず、社労士として活動する必要が生じたタイミングで登録することもできます。

Q.社労士登録前でも転職できますか?

A.登録前でも転職活動は可能です。

 

 

社労士JOBでも、試験合格者、未登録者、実務未経験者が応募できる求人を取り扱っています。

 

 

ただし、応募条件は求人によって異なるため、資格だけでなく実務経験や社会人経験なども確認しましょう。

まとめ|社労士試験合格後は登録とキャリアの両方を考えよう

社労士試験に合格しただけでは、社会保険労務士としての登録は完了しません。登録するには、2年以上の実務経験または事務指定講習の修了が必要です。

 


一方、社労士試験合格後の登録申請に有効期限はないため、必ずしもすぐ登録する必要はありません。

 


合格後は、社労士事務所や社労士法人、企業の人事労務部門、コンサルティングファームなど、資格を生かせるさまざまなキャリアがあります。

 


特に実務未経験の方は、登録だけでなく「どのような実務経験を積める職場なのか」という視点で転職先を選ぶことが重要です。

 


社労士JOBでは、実務未経験者や試験合格直後の方も含め、一人ひとりの経験や希望に合わせた転職をサポートしています。

 


社労士資格を生かせる転職先を探している方は、社労士JOBにご相談ください。